2014年10月11日土曜日

378 ウェブサイト立ち上げ 10/11

エレイソン・コメンツ 第378回 (2014年10月11日)

    ロザリオの聖母の祝日(10月7日)(ろざりおの せいぼの しゅくじつ)〈じゅうがつ なのか〉( "the Feast of Our Lady of the Rosary" )にインターネット上(いんたーねっと じょう)で新しいウェブサイト(あたらしい うぇぶさいと)が次の通り(つぎの とおり)立ち上げ(たちあげ)られました: www.stmarcelinitiative.com  このサイトはエレイソン・コメンツ(えれいそん・こめんつ)の通常の読者諸氏(つうじょうの どくしゃ しょし)にとってとても興味(きょうみ)あるものでしょう( "On the Feast of Our Lady of the Rosary a website has just been launched on the Internet which could be of serious interest to regular readers of these “Eleison Comments”: www.stmarcelinitiative.com " ).サイトにアクセス(あくせす)すればコメンツの最新号(さいしん ごう)から2007年版(にせん ななねん ばん)までを英語(えいご),イタリア語(いたりあ ご)で( "It will present the latest issue and all back-issues of the “Comments” in English and Italian back to 2007, …" ),また最新号から過去5年分(かこ ごねん ぶん)をフランス語(ふらんす ご),ドイツ語(どいつ ご),スペイン語(すぺいん ご)で読(よ)めます( "… and the latest issue and back-issues for the last five years or so in French, German and Spanish." ).電子スクリーン(でんし すくりーん)より紙(かみ)で読みたい読者(よみたい どくしゃ)にはバックナンバー(ばっく なんばー)を選(えら)んで,まとめてプリント(印刷)(ぷりんと〈いんさつ〉)できるいろいろな方法を提供(ほうほうを ていきょう)しています( "And for readers who prefer reading on paper to reading on an electronic screen, the website will offer various means of choosing back-issues and printing them together." ).

    このサイトの第2部「本と対話 (Books and Talks)」(だいに ぶ「ほんと たいわ」では録音(ろくおん)された過去の諸々の会議(かこの もろもろの かいぎ)やウィリアムソン司教の諸々の説教(うぃりあむそん しきょうの もろもろの せっきょう),彼(かれ)が1983年(せん きゅうひゃく はちじゅう さんねん)から2003年(にせん さんねん)までの間(あいだ)に米国で書いた(べいこくで かいた)「神学校長の書簡集」(しんがっこうちょうの しょかんしゅう)“Rector’s Letters” 4巻(よんかん)の最初の2巻(さいしょの にかん)に収(おさ)められた文書のコピー(ぶんしょの こぴー),それにホワイト博士(ほわいと はかせ)の現存(げんぞん)するすべての文学セミナー(ぶんがく せみなー)の記録が読めます( "A second section of the website, “Books and Talks” will make available recorded conferences and sermons of Bishop Williamson, copies on paper of the first two of the four volumes of his “Rector’s Letters” written in the USA between 1983 and 2003, and all extant literature seminars of Dr White." ).現代のエレクトロニックスはこうした諸記録を読んだりダウンロードしたりできるさまざまな方法を提供してくれます( "Again, modern electronics will provide a variety of ways of reaching and downloading these recordings, …" ).だが,ヴィデオ版やオーディオ版はさほど多くありません( "… but only a few are on video as well as on audio." ).希望する読者の皆さんは+1 844 SMI SHOP, すなわち 1(844)764-7467 番 にダイヤルすれば購入注文ができます( "Orders to purchase can also be made by telephone by dialling +1 844 SMI SHOP, i.e. 1 (844) 764-7467." ).

    ホワイト博士の文学講演(ほわいと はかせ〈はくし〉の ぶんがく こうえん)についてまだご存(ぞん)じないカトリック信徒の皆さん(かとりっく しんとの みなさん)――また非(ひ)カトリック信徒の皆さん!――博士が世界の古典文学を用いて(せかいの こてん ぶんがくを もちいて)信仰と私たちの周りの世界(しんこうと わたくしたちの まわりの せかい)をどのように橋渡し(はし わたし)しているかを知る(しる)ため是非ともこの機会を捉えて(ぜひとも この きかいを とらえて)サイトにアクセス(さいとに あくせす)してみてください( "Catholics — and non-Catholics! — not yet familiar with the literature recordings of Dr White should seize this opportunity to see how he uses the classics of world literature as a bridge to connect the Faith to the world around us." ).信仰と世界(しんこうと せかい)のあいだのギャップ(gap=〈考え方・意見〈かんがえかた・いけん〉などの〉隔たり・食い違い,すき間〈ま〉・間隙〈かんげき〉)は日増しに広がって(ひましに ひろがって)います( "The gap between these two grows greater every day." ).公会議派カトリック信徒(こうかいぎは かとりっく しんと)たちは昨日の信仰を今日の世界(さくじつの しんこうをこんにちの せかい)に適応(てきおう)させようと試(こころ)みました.そして,その過程(かてい)で多くの信徒(おおくの しんと)たちは信仰を失って(しんこうを うしなって)しまいました( "Conciliar Catholics have tried to adapt yesterday’s Faith to today’s world and many have lost their Faith in the process." ).伝統派カトリック信徒(でんとうは かとりっくしんと)たちは今日の世界が救(すく)いがたいほど失われた状態(うしなわれた じょうたい)( "irredeemably lost" )で,世界文学(せかい ぶんがく)も救いがたいほど世俗的(せぞくてき)( "irredeemably “unspiritual”" )なものになってしまったと軽蔑(けいべつ)しがちです.そして彼らの多くの信仰(かれらの おおくの しんこう)はその過程の中(かていの なか)でまったく現実離れ(げんじつ ばなれ)( "detached from reality" )しています( "Traditional Catholics are liable to scorn both today’s world as irredeemably lost, and world literature as irredeemably “unspiritual”, and the Faith of many of them has become quite detached from reality in the process." ).ホワイト博士は強い信仰を持ち(つよい しんこうを もち),今日(こんにち)の私たちの周りの世界の実情(わたくしたちの まわりの せかいの じつじょう)についてしっかりと理解(りかい)しています( "Dr White has both a strong faith and a firm grip on the real world around us today, …" ).彼は世界文学に精通(せかいぶんがくに せいつう)しており,それにより老若を問わず(ろうじゃくを とわず)無数の人々(むすうの ひとびと)のために,信仰と世界の実情(しんこうと せかいの じつじょう)について解明(かいめい)してくれています( "… and his mastery of world literature has enabled him to make sense of both for countless souls, old and young, …" ).こうした人(ひと)たちは,それを知(し)らなければ希望を失って(きぼうを うしなって)統合失調症(とうごう しっちょう しょう)になってしまうでしょう.博士の文学講演をお読み(およみ)になるよう強く勧め(つよく すすめ)ます( "… -+who felt otherwise hopelessly schizophrenic. Strongly recommended." ).

    サイトの第3部は(さいとの だいさんぶ は)「寄付(Donations)」(「きふ」)についてです( "A third section of the website concerns “Donations”." ).今日のナンセンスに満ちた荒地(こんにちの なんせんすに みちた あれち)のなかに良識のオアシスを維持し続ける(りょうしきの おあしすを いじ しつづける)ために寄付(きふ)してくださる人(ひと)たちが使える(つかえる)電子的方法が載って(でんしてき ほうほうが のって)います( "It will present a similar variety of electronic means of donating to help maintain an oasis of, one hopes, good sense amidst today’s wasteland of nonsense." ).寄付をされる方々(きふを される かたがた)が出来る範囲(できる はんい)でいつでも各自の希望するスケジュール(かくじの きぼうする すけじゅーる)で簡単に寄付(かんたんに きふ)できるようになっています( "It should allow benefactors to donate what they want, when they want, on the schedule they want, and with ease." ).実際(じっさい)のところサイト立ち上げ(さいと たちあげ)にはかなりの費用(ひよう)がかかりました( "To set up the website has actually been quite an expense on its own." ).私たち(わたくしたち)は費用を費やし(ひようを ついやし)ただけの価値が生まれ(かちが うまれ)ると考(かんが)えていますが( "We think it should prove well worth while, …" ),それが皆さんへ寄付をお願い(みなさんへ きふを おねがい)するもう一つの理由(もう ひとつの りゆう)です.ご寄付下さる方(ごきふ くださる かた)に予め(あらかじめ)お礼申し上げます(おれい もうし あげます).( "… but it has been one more reason for us to appeal to your generosity. We thank you in advance." ).

    サイトの第4部(さいとの だいよんぶ)には「情報(Information)」のタイトル(じょうほうの たいとる)がついています( "A fourth section is entitled “Information”." ).ここでは,聖マルセル運動(せい まるせる うんどう)(St Marcel Initiative),サイトがどのように運営(うんえい)されているか,ウィリアムソン司教(うぃりあむそん しきょう)がこれまでなにをしてきて今後(こんご)なにをしようと望んで(のぞんで)いるかについて触れ(ふれ)ています( "It will tell a little about the St Marcel Initiative, about how the website operates, and about what Bishop Williamson has been doing and hopes to do." ).だが,司教の今後の行動予定(こんごの こうどう よてい)についてのニュース(にゅーす)は慎重に扱わねば(しんちょうに あつかわねば)なりません( "However, news of his future engagements must be released with a measure of caution, …" ).というのは,彼が世界中(せかいじゅう)に友人だけを持って(ゆうじん だけを もって)いるとは限らない(かぎらない)からです( "… because he does not only have friends around the world." ).

    インターネット(いんたーねっと)には重大な欠点と危険(じゅうだいな けってんと きけん)がつきものです( "The Internet has serious drawbacks and dangers, …" ).だが,そこでは驚くほど多様な手段(おどろく ほど たような しゅだん)により他では得られない真実が見つかる(ほかでは えられない しんじつが みつかる)ことに疑問の余地(ぎもんの よち)がありません( "… but there is no question that, by an astonishing variety of electronic means truths can be found on it that can be found nowhere else." ).私たちは今回紹介(こんかい しょうかい)した新しいサイト(あたらしい さいと)が真実の宝庫(しんじつの ほうこ)を探り当てる(さぐり あてる)のに役立つよう密かに望んで(やくだつよう ひそかに のぞんで)います( "We gently hope that this new website will contribute to that fund of truth." ).このサイト立ち上げ(さいと たちあげ)に多くの労力が費やされ(おおくの ろうりょくが ついやされ)ました( "A lot of work has gone into putting it together, …" ).多くの人々(おおくの ひとびと)が提供(ていきょう)してくれた労力のほか( "… and besides the contribution of the many workers, …" ),多くの篤志家(とくしか)から寄せられた援助(よせられた えんじょ)なしには実現(じつげん)できませんでした( "… that of many benefactors has also been indispensable." ).私たちはすべての関係者(かんけいしゃ)に心からお礼を申し上げます(こころから おれいを もうしあげます)( "We sincerely thank all concerned." ).神が彼らの一人ひとり(かみが かれらの ひとり ひとり),あなたたちの一人ひとりにお報(むく)いくださいますように( "We sincerely thank all concerned. May God repay each of them, each of yourselves.").

    キリエ・エレイソン.

    新しいウェブサイトで,
    カトリック信徒と健全な人たちの
    双方にとっての
    思考の糧が見つかりますように.
    (あたらしい うぇぶさいとで
      かとりっくしんとと
       けんぜんなひとたちの
     そうほうにとっての
     しこうの かてが
      みつかりますように.)
    ( "On a new website
       will, we hope, be found
      Some food for thought
       both Catholic and sound." )


    リチャード・ウィリアムソン司教




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(注:本投稿記事〈第378回エレイソン・コメンツ〉は2014年11月2日23:46時に公開されました.)